サッカーのフォーメーションには日本代表などが採用している4–3–3をはじめ様々なフォーメーションがあります。今回は各フォーメーションの特徴や戦術、メリット・デメリットをまとめました。
4バック フォーメーション
4–3–3
このフォーメーションは前線からのハイプレスが特徴で攻撃的なフォーメーションです。近年、採用するチームが増え、目にする機会も多くなってきました。
- レアル・マドリード
- リバプール
- 日本代表など
4–4–2
4-4-2のフォーメーションは、ピッチに対してバランスよく選手が配置されているためどのようなチームでも、扱いやすいフォーメーションだといえます。DF、MF、FWの各ポジションに人数がいるので攻守ともにしやすく、選手の質に頼らなくても戦えるフォーメーションです。
- アトレティコマドリード
- サウサンプトンなど
4–2–3–1
4-2-3-1のフォーメーションは、DF4枚に中盤5枚FW1枚の陣形で中盤に厚みを持たせた定番のフォーメーションの一つとなっています。中盤に選手が5人いるのでトップ下の選手を経由しての中央からの崩しやサイドハーフとサイドバックでサイド攻撃もでき攻撃のバリエーションは多くなります。
- アーセナル
- ACミラン
- バイエルンミュンヘンなど
4–3–2–1
4-3-2-1フォーメーションはDFが4枚中盤ボランチ3枚トップ下2枚トップ1枚で前線になるにつれて、人数が少なくなる所謂クリスマスツリー型とも言われるフォーメーションです。最近多く見られる4-3-3のようなバランスよく配置されるフォーメーションとは違い一見するとバランスが悪い形になっています。このフォーメーションを組むためにはやはり中盤のタレントが多いことが前提条件になるでしょう。
- ACミラン(2005–2006シーズン)など
4–3–1–2
4-3-1-2のフォーメーションの大きな特徴はトップ下の位置の選手がプレーしやすい構造のフォーメーションとなっていることが一番大きいでしょう。トップ下の選手がボールを持った時には、前線に2枚のFWが並んでいるため選択肢が多くなり、守備時には3枚のボランチで守備を固めるため、トップ下の選手が攻撃に専念しやすい構造になっています。またサイドの幅はサイドバックの選手が上がってくることによりサイド攻撃も可能になります。
- ビジャレアルなど
3バック フォーメーション
3–4–2–1
3-4-2-1の特徴で一番大きなポイントは2列目の選手がシャドーの位置に入っていることで、3-4-3のフォーメーションと違い中央に人が多く配置されている部分になります。中盤にオフェンシブハーフの選手2枚とボランチ2枚配置できるので中央からの攻めがしやすい形です。またDFにはCBを3枚並べることができ、さらにウイングバック2枚とボランチ2枚を加えて守ることができるのも特徴です。そのため守備に人数をかけている印象ですが、前に3枚選手を残すこともできるので前線3枚だけでカウンターを簡潔させてしまう戦術にも適しています。そして、ボールを奪われた際も中盤の枚数の多さから前からのハイプレスもしやすいフォーメーションです。
- チェルシー
- トッテナム
- フランクフルトなど
3–4–1–2
3-4-1-2 のフォーメーションの特徴は後ろの7人で守り、前線3枚で攻めるサッカーになりやすいフォーメーションです。基本的に守備時にはDF3枚と中盤4枚で守り切り、攻めの際には前線に残ったトップ下の選手と2トップの選手で攻める形になります。その分前線の2トップとトップ下には3人で攻め切ることのできる能力の高い選手を置く必要があります。そのため強豪国や、ビッククラブなど多くのタレントが揃うチームには相性が良いフォーメーションと言えます。
- パリ・サンジェルマンなど
3–4–3
3–4–3フォーメーションは一見すると3–4–2–1フォーメーションと同じ配置に見えますが、大きな違いは前線の3枚がサイドに広がりウイングのポジションを配置している点になります。ウイングの選手を配置していることで、後ろのウイングバックの選手とともにサイド攻撃に厚みをもたすことができます。その分中央の人数か減ってしまうため中央からの攻めはしにくい形になります。また、前線に3枚配置していることでDFとMFで守備を固めカウンターも仕掛けやすい形です。
- ドルトムント
- ジェノアなど
コメント