今回はサッカーのフォーメーション3-4-1-2 の戦術やメリット、デメリットについて解説していきます。
3-4-1-2 フォーメーション特徴
3-4-1-2 のフォーメーションの特徴は後ろの7人で守り、前線3枚で攻めるサッカーになりやすいフォーメーションです。基本的に守備時にはDF3枚と中盤4枚で守り切り、攻めの際には前線に残ったトップ下の選手と2トップの選手で攻める形になります。その分前線の2トップとトップ下には3人で攻め切ることのできる能力の高い選手を置く必要があります。そのため強豪国や、ビッククラブなど多くのタレントが揃うチームには相性が良いフォーメーションと言えます。
中盤のボランチの選手は守備が得意な選手の方がこのフォーメーションには合っています。そして基本的に中央に選手が固まっているため、サイドが薄くなりがちでウイングバックの選手は攻守において運動量が必要になってきます。
3-4-1-2 のフォーメーションは個人の能力の高さが必要になってくるため採用しているチームは少なく、このフォーメーションに適したチームは限られてくるでしょう。
3-4-1-2 メリット
- 中央が厚い
- 守備時に人数をかけられる
- 前線に3枚残すことでカウンターがしやすい
3-4-1-2 デメリット
- ウイングバックの選手の運動量が必要
- 前線3枚に能力の高い選手を置く必要がある
- サイドが薄くなりやすい
3-4-1-2 採用チーム
3-4-1-2 フォーメーションは前線の3枚の能力に依存しがちですが、メッシ、ネイマール、エンバペを要するパリ・サンジェルマンはこのフォーメーションに適したチームと言えます。
パリ・サンジェルマン
パリ・サンジェルマンは試合によってこのシステムを採用する場合があります。基本的に前線のメッシ、ネイマール、エンバペが前線に残り、その他のMF、DF7人で守備のブロックを作りディフェンスをする形になります。3人が守備をほとんどしない代わりに後ろの選手に負担がかかりますが、前線に3人残っていることでカウンターはしやすくなります。ワールドクラスの3人なので、カウンターを3人で完結させてしまうことが可能です。そのため、相手は攻撃に枚数をかけてしまうとカウンターを受けてしまう形になっています。
パリ・サンジェルマンにとって3-4-1-2 は前線の3人の能力を存分に活かしたフォーメーションなのではないでしょうか。
まとめ
今回はサッカーフォーメーションの3-4-1-2 について解説しました。このフォーメーションを採用するチームは前線の3枚に能力の高い選手が必要になってくるため扱えるチームは限られてくると言えます。現代のように前線から守備をして組織的なサッカーをするチームが増えてる中ではあまり適しているとは言えませんが、能力のあるタレントが揃っているチームには最適なフォーメーションではないでしょうか。
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