カタールW杯で日本代表としても活躍した三笘薫。現在はイングランド1部プレミアリーグのブライトンでも主力選手となりつつあり、ビッククラブへの移籍の噂が出るなど話題は尽きません。そんな三笘薫の特徴といえばドリブルになるでしょう。ではなぜあそこまで簡単に相手DFを抜き去ることができるのでしょうか。今回は三笘薫のドリブルの特徴やプレースタイル、経歴などを解説していきます。
三笘薫 プロフィール・経歴
プロフィール
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1997年5月20日 |
出身 | 神奈川県川崎市宮前区 |
身長 | 178cm |
所属クラブ | ブライトン🏴(背番号:22) |
ポジション | LWG、LMF |
利き足 | 右 |
配偶者 | 剣持クリア(2022年7月結婚) |
経歴
ユース時代経歴
- さぎぬまSC
- 2006–2009 川崎フロンターレU–12
- 2010-2012 川崎フロンターレU–15
- 2013-2015 川崎フロンターレU–18
- 2016-2019 筑波大学
プロ入り後経歴
- 2020-2021 川崎フロンターレ🇯🇵
- 2021– ブライトン🏴
- 2021-2022 ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ🇧🇪(レンタル)
- 2022– ブライトン🏴
三笘は兄の影響でサッカーを始め小学生時代は、さぎぬまSCでプレーしており日本代表の田中碧とも共にプレーしています。その他にも日本代表の権田と板倉も在籍していました。その後川崎フロンターレのユースチームに所属し、高校卒業まで川崎でプレーしました。
高校卒業後はトップ昇格への打診があったそうですがプロ入りを断り筑波大学に進学しています。プロ入りを断った理由としては、「1学年年上の三好選手や板倉選手を見て客観的にプロでやっていける自信が足りなかった」と語っています。そのため大学に進学し自分を見つめ直す機会を作ったようですね。大学では栄養学など回復についてを学んでいたようです。また大学の卒業論文では、GoProを使用し抜けるドリブルについての論文を書いたそうで、現在のドリブル能力の高さの要因の1つと言えそうです。
大学卒業後は2020年に川崎フロンターレに入団。ルーキーイヤーながら13ゴール12アシストと大活躍しベストイレブンにも選ばれました。
2021年には300万ユーロ(約4億円)の移籍金でプレミアリーグのブライトンへと初の海外移籍が決定しました。しかし、A代表の経験がなかったことから労働許可が下りないためベルギー1部のサンジロワーズへレンタル移籍しました。
22–23シーズンからはブライトンへの復帰が決まり、現在は左サイドで主力として活躍しています。
日本代表
日本代表としては2021年に東京オリンピックにU–23代表として出場し3位決定戦のメキシコ戦で得点するなど存在感を見せました。
A代表では2021年の11月にワールドカップ最終予選のメンバーとして初招集されました。そして2022年のカタールW杯でメンバーとして選出され、グループリーグのスペイン戦ではゴールラインギリギリのボールを折り返し田中碧のゴールをアシスト。このゴールについてラインを割っていたかどうかで話題となり三笘の1mmとも言われています。
参考動画
こちらの動画で大学時代の監督が三笘について話しています。
三笘薫 プレースタイル
突破力のあるドリブル
三笘の特徴で1番特徴的なのがやはりドリブルになるでしょう。左サイドからのドリブルは相手にとってかなり驚異的でスピードもあるため簡単には奪われません。そしてサイドで相手を抜き去った後もシンプルにクロスを上げるのではなくサイド深くまでドリブルしゴール付近まで抉っていくことが特徴的です。
また特徴としてはフェイントはあまり使わず、逆方向にステップを踏み一気に加速する反発ステップが得意です。この反発ステップはブラジル代表のネイマールも得意としているプレーでも有名です。
三笘のドリブルはなぜ奪われないのか
三笘のドリブルがなぜ奪われないのか、その理由として軸足リードのドリブルが要因にあげられます。三笘のドリブルは左サイドでボールをキープしている時に軸足である左足を前に出しながら右足でボールを引きずるようにドリブルを仕掛けます。そのため常に自分の体の正面にボールがあるため相手ディフェンダーが簡単に飛び込むことのできない状況が生まれます。
この状況で相手が足を出してきた瞬間に逆方向へドリブルすることで相手を抜き去ることができます。
三笘のドリブルは軸足リードで細かくドリブルすることで相手ディフェンダーが飛び込みづらい状況を作り出し、相手が足を出した瞬間に逆方向に行くという一瞬の状況判断力の高さと一気にトップスピードまで持っていくことのできる緩急が重要だと言えそうです。
状況判断力
また三笘はドリブルだけでなく状況判断力に長けた選手と言えます。ボールを持った際に相手のディフェンスが陣形を整えていたり、ドリブルで突破することが難しい状況では無理に仕掛けることはせず、簡単に味方にボールを預けています。そのため三笘に人数をかけて相手ディフェンスがボールを奪いに来た場合他の選手のマークが空いてチャンスにもつながります。
アウトサイドキック
三笘のキックの特徴の一つとしてアウトサイドキックがあげられます。左サイドで相手を抜いてからアウトサイドでラストパスを送ることができるため相手ディフェンダーはキックのタイミングをつかみづらくなります。縦に仕掛けた後のアウトサイドキックを見せることで、カットインからのシュートがしやすくなるというメリットにもなります。
ベルギーでのディフェンス力向上
攻撃的な面を取り上げられることの多い三笘ですがベルギーのサンジロワーズに在籍した時は主にウイングバックを経験したことで、ディフェンス能力はかなり向上しました。川崎時代は三笘が上がってそのスペースを使われることも少なくありませんでしたが、ウイングバックを経験したことで守備意識が高くなりブライトンの試合でもディフェンスラインまで守備に戻ることが多くなりディフェンスでもチームに貢献しています。
この経験からカタールW杯でもウイングバックでのプレーが可能になったのではないでしょうか。
三笘薫の試合の視聴方法は?
三笘の試合はリーグ戦はABEMAで視聴可能です。以前はプレミアム会員のみでしたが、現在は無料で視聴可能です。
カラバオカップやFAカップなどカップ戦はDAZNで視聴することができます。
まとめ
今回は日本代表でも活躍した三笘薫について解説しました。三笘の特徴であるドリブルは軸足リードでの仕掛けが特徴的で反発ステップが得意な選手です。このドリブルはプレミアリーグでも通用しており、ブライトンでも攻撃パターンの一つとなっています。現在ブライトンはプレミアBIG6のクラブにも勝利するなど好調を維持しており、その中で三笘がどのようなプレーを見せてくれるのか楽しみですね。
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