スタッド・ランスとはどんなクラブ?【メンバー、フォーメーション、監督】(22–23シーズン)

フランス1部のスタッド・ランスに移籍した日本代表の伊東純也ですが、7月31日に行われたサッスオーロとの親善試合でいきなり、先制点をアシストしました。その後も開幕してからも2得点を記録しチームの得点源として活躍しています。しかしスタッドランス自体は得点源であったエキティケやGKのライコビッチなどチームの主軸が退団するなど戦力ダウンしているため今後も伊東など新戦力の活躍が重要になります。

目次

スタッド・ランス(Stade de Reims )

創設年1931年(1911年に創設され1931年に現クラブ名に改名)
ホームタウンランス
ホームスタジアムオーギュスト・ドゥローヌ(21,684収容)
愛称Les rouges et blancs (The Red and Whites)
ライバルチームRCランス
国内タイトルリーグアン6回、フランスカップ2回
監督ウィル・スティル🇧🇪

スタッド・ランス監督

ウィル・スティル

国籍ベルギー
生年月日1992年10月14
在任期間2022年12月〜
選手経験のない青年監督

成績不振で第10節に解任されたオスカル・ガルシアに代わってアシスタントコーチのウィル・スティルが暫定監督に就任し、リーグ戦で11位までチームを浮上させた功績から2022年12月に正監督に就任しました。現在30歳と伊東純也と1歳しか違わない若手の青年監督です。

2022年12月よりスタッドランスの監督に正式就任しましたが、スティルはプロとしての経験がなく、UEFAプロライセンスを持っていません。そのため公式戦で指揮を取る度にスタッド・ランスに27000ドル(約350万円)の罰金を科しているそうです。

スティルは10代の頃にテレビゲームのフットボールマネージャー(サッカークラブを運営するシュミレーションゲーム)に没頭し、その頃から指導者としての道を進むことを決めていたそうです。またスティルは大ファンであるウエストハムの監督になることを目標としているようです。

監督を目指すために10代後半から指導者としてキャリアを積み、2021年1月に28歳でベールスホットの監督に就任しベルギーリーグ最年少監督となりました。現在30歳の若手監督がどこまでクラブを浮上させられるのか注目です。

前任監督 オスカル・ガルシア(22–23シーズン第10節で解任)

国籍スペイン
生年月日1973年4月26日
身長184cm
選手時代ポジションFW、AMF
選手時代経歴
  • 1993–1994 バルセロナトップチームデビュー🇪🇸
  • 1994–1995 アルバセテ・バロンピエ🇪🇸(レンタル)
  • 1995–1999 バルセロナ🇪🇸
  • 1999–2000 バレンシア🇪🇸
  • 2000–2004 エスパニョール🇪🇸
  • 2004–2005 UEリェイダ🇪🇸
監督経歴
  • 2009–2010 カタルーニャ州選抜🇪🇸(アシスタントコーチ)
  • 2010–2012 バルセロナ フベニールA🇪🇸
  • 2012–2013 マッカビ・テルアビブFC🇮🇱
  • 2013–2014 ブライトン🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿
  • 2014(6月)-2014(8月)マッカビ・テルアビブ🇮🇱
  • 2014(9月) ワトフォード🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿
  • 2015(12月)-2017 ザルツブルグ🇦🇹
  • 2017(6月)-2017(11月) サンテティエンヌ🇫🇷
  • 2018(1月)-2018(4月) オリンピアコス🇬🇷
  • 2019(11月)-2020(11月) セルタ🇪🇸
  • 2021– スタッド・ランス🇫🇷

オスカル・ガルシアはスペイン、バルセロナのカンテラ出身で93年にトップデビューを果たし8年の大型契約を結びました。バルセロナ時代は背番号は6を背負いました。バルセロナを退団した後に、バレンシア、エスパニョールなどスペイン国内で活躍し2005年に選手を引退。

指導者としては、2009年にカタルーニャ州選抜チームのアシスタントコーチとして入ります。10–11シーズンにはバルセロナフベニールAを率いリーグ戦、チャンピオンズカップ、国王杯の3冠を達成しました。その後はイングランドのブライトンやオーストリアのザルツブルグなど様々な国で監督を務め2021年6月に3年契約でスタッド・ランスの監督に就任しました。ちなみにザルツブルグ時代には日本代表の南野拓実の指導もしていました。

成績不振により第10節で解任となりました。

所属選手(22–23シーズン)

GK

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No 選手名Pos.生年月日身長国籍・代表備考
1 パトリック・ペンツ🇦🇹(OUT)GK1997/1/2182cmオーストリア代表レバークーゼンへ移籍
30 ニコラー・ペントー🇫🇷GK1981/2/28185cmフランス
40 フロラン・デュパルシ🇫🇷GK2000/6/20187cmフランスNEW (ユースより昇格)
94 イェバン・ディウフ🇫🇷GK1999/11/16184cmフランス

DF

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No 選手名Pos.生年月日身長国籍・代表備考
4 マクシム・ブシ🇧🇪RSB1999/10/14182cmベルギー
5 ユニス・アブデルハミド🇲🇦CB1987/9/28190cmモロッコ代表キャプテン
6 アンドリュー・グラビヨン🇬🇵(OUT)CB1998/2/8188cmグアドループ代表トリノへレンタル
24 エマニュエル・アグバドゥ🇨🇮CB1997/6/17192cmコートジボワール代表NEW(前 オイペン)
25 ティボー・ドゥ・スメッツ🇧🇪LSB1998/6/5183cmベルギー復帰(前 ベールスホット)
28 ブラドレー・ロッコ🇫🇷(OUT)LSB2002/5/6180cmフランスU–20代表ブレストへレンタル
32 トーマス・フォケット🇧🇪RSB1994/9/25177cmベルギー代表
43 シェイク・ケイタ🇫🇷CB2003/4/2184cmフランスU–20代表
65 ママドゥ・エムボウ🇸🇳CB2000/3/8187cmセネガル復帰(前 ニーム)

MF

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No 選手名Pos.生年月日身長国籍・代表備考
3 カモーイ・ドゥンビア🇲🇱AMF2003/2/18170cmマリ
8 イェンス・カユステ🇸🇪DMF1999/8/10188cmスウェーデン代表
10 アルベル・ゼネリ🇽🇰CF1995/2/25176cmコソボ代表
14 ヴァロン・ベリーシャ🇽🇰DMF1993/2/7176cmコソボ代表
15 マーシャル・ムネチ🇿🇼DMF1996/6/22188cmジンバブエ代表
17 ディオン・ロピー🇸🇳DMF2002/2/2186cmセネガル
18 マルタン・アドリーヌ🇫🇷(OUT)DMF2003/12/2180cmフランスU–19代表ロデーズへレンタル
21 アゾル・マトゥシワ🇳🇱DMF1998/4/28173cmオランダ
70 アレクシ・フィリプ🇫🇷AMF2000/1/18173cmフランス
99 ラフィク・ギタンヌ🇫🇷(OUT)AMF1999/5/26170cmフランスエストリルへレンタル

FW

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No 選手名Pos.生年月日身長国籍・代表備考
9 カイ・シールハウス🇳🇱CF1998/4/27180cmオランダ復帰(前 ヘラクレス)
ー ナタエル・エムブク🇫🇷(OUT)CF2002/3/16170cmフランスU–20代表アンクスブルグへ移籍
11 ミザンヌ・マオリダ🇫🇷LWG、CF1999/2/14182cmフランスU–21代表レンタル(保有元 ヘルタベルリン)
19 ミチェル・ファン・ベルヘン🇳🇱CF、AMF1999/8/27176cmオランダ
29 フォラリン・バログン🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿CF2001/7/3178cmイングランドU–21代表NEW(前 ミドルスブラ)
39 伊東純也🇯🇵RMF、RWG1993/3/9176cm日本代表NEW(前 ヘンク)
67 ティモテ・ヌカダ🇫🇷(OUT)CF1999/7/20177cmフランスコペルへ移籍
7 ノア・ジャン・ホルム🇳🇴CF2001/5/23186cmノルウェーU-21代表NEW(前 ローゼンボリ)

基本フォーメーション ・戦術 (22–23シーズン)

シーズン序盤 3–4–1–2(オスカル・ガルシア在任時)

シーズン中盤 4–2–3–1(ウィル・スティル就任以降)

2023年2月2日 vsロリアン 4–2 ○
2023年2月26日 vsトゥールーズ 3–0 ○

ウィル・スティルに監督が代わってからは4バックで4–2–3–1の形が多くなっています。基本的な戦術としては前線から積極的にプレスを仕掛け高い位置からのボール奪取を狙っていきます。またビルドアップの場面で繋ぐことが難しい場合トップのバログンにロングボールを供給し、バログンにボールが収まらず相手ボールになった時にハイプレスでボールを奪いショートカウンターを狙っていきます。

またスタッド・ランスは攻撃時にサイドバックの選手が高い位置をとるため、伊東は中央寄りのポジションをとっている場面が多く見られサイドからのクロスだけでなく中でゴールの起点となるプレーが多く見られるようになりました。

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