悲願のプレミア優勝を目指すアーセナル。今季は序盤から好調を維持しリーグ戦首位を走っていますが、第33節のマンチェスター・シティ戦で4-1で大敗を喫しました。勝ち点差は2になりさらに消化試合が2試合少ないシティが有利な状況となっています。アーセナルにとっては厳しい状況になりますが、優勝を目指しシーズン終盤を戦います。
今回はそんなアーセナルメンバーの市場価値や年俸について紹介していきます。
アーセナル クラブ情報
創設年 | 1886年 |
ホームタウン | ロンドン |
ホームスタジアム | エミレーツスタジアム(収容人数60,432) |
愛称 | ガナーズ(The Gunners) |
国内タイトル | プレミアリーグ13回、FAカップ14回 |
オーナー | スタン・クローキー |
監督 | ミケル・アルテタ🇪🇸(2019〜) |
アーセナルの特徴や戦術は?
アーセナルはイギリスのロンドンを本拠地とするサッカークラブでガナーズ(Gunners)の愛称で知られています。この愛称はクラブのエンブレムにもある大砲が由来となっています。またアーセナルのファンのことはグーナー(gooner)とも呼ばれています。2021年の8月からは日本代表のディフェンダーである冨安健洋が加入しました。
アルテタが就任してからは、後ろからのビルドアップにこだわったポゼッションサッカーが特徴的です。基本的には4-3-3のフォーメーションでビルドアップの際には左サイドバックのジンチェンコが中央にポジションをとり中盤に厚みを持たせます。そしてオフェンスでは前線のウイングのマルティネッリとサカの突破力を活かしてゴール前にせまります。
守備では前線からハイプレスをかけていき高い位置でのボール奪取を狙いショートカウンターにつなげていきます。守備の安定がチームの好調を支えていましたが、ヨーロッパリーグで冨安とサリバが負傷したことで徐々に失点数が増加。アーセナルが優勝するためにも選手層が薄くなったDF陣でどのように守るのかアーセナルにとって正念場が続きそうです。
所属選手一覧(22–23)
GK
選手名 | Pos. | 生年月日 | 身長 | 国籍・代表 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 アーロン・ラムズデール🏴 | GK | 1998/5/14 | 188cm | イングランド代表 | |
30 マット・ターナー🇺🇸 | GK | 1994/6/24 | 191cm | アメリカ代表 | |
31 カール・ハイン🇪🇪 | GK | 2002/4/13 | 193cm | エストニア代表 |
DF
選手名 | Pos. | 生年月日 | 身長 | 国籍・代表 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
3 キーラン・ティアニー🏴 | LSB | 1997/6/5 | 178cm | スコットランド代表 | |
4 ベン・ホワイト🏴 | CB、RSB | 1997/10/8 | 182cm | イングランド代表 | |
6 ガブリエウ・マガリャンイス🇧🇷 | CB | 1997/12/19 | 190cm | ブラジル代表 | |
12 ウィリアン・サリバ🇫🇷 | CB、RSB | 2001/3/24 | 193cm | フランス代表 | 復帰(前 マルセイユ) |
15 ヤクブ・キビオル🇵🇱 | CB、LSB | 2000/2/15 | 189cm | ポーランド代表 | NEW (前 スペツィア) |
16 ロブ・ホールディングス🏴 | CB | 1995/9/20 | 189cm | イングランド | |
18 冨安健洋🇯🇵 | RSB、CB | 1998/11/5 | 188cm | 日本代表 | |
35 オレクサンドル・ジンチェンコ🇺🇦 | LSB、DMF | 1996/12/15 | 175cm | ウクライナ代表 | NEW (前 マンチェスターC) |
MF
選手名 | Pos. | 生年月日 | 身長 | 国籍・代表 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
5 トーマス・パーティ🇬🇭 | DMF | 1993/6/13 | 185cm | ガーナ代表 | |
7 ブカヨ・サカ🏴 | RMF、RWG、LSB | 2001/9/5 | 178cm | イングランド代表 | |
8 マルティン・ウーデゴール🇳🇴 | AMF | 1998/12/17 | 178cm | ノルウェー代表 | キャプテン |
10 エミール・スミス・ロウ🏴 | AMF、LWG | 2000/7/28 | 182cm | イングランド代表 | |
21 ファビオ・ビエイラ🇵🇹 | AMF、CMF | 2000/5/30 | 170cm | ポルトガル | NEW(前 ポルト) |
25 モハメド・エルネニー🇪🇬 | DMF | 1992/7/11 | 180cm | エジプト代表 | |
34 グラニト・ジャカ🇨🇭 | CMF | 1992/9/27 | 186cm | スイス代表 | |
20 ジョルジーニョ🇮🇹 | DMF、CMF | 1991/12/20 | 180cm | イタリア代表 | NEW(前 チェルシー) |
FW
選手名 | Pos. | 生年月日 | 身長 | 国籍・代表 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
9 ガブリエル・ジェズス🇧🇷 | CF | 1997/4/3 | 175cm | ブラジル代表 | NEW(前 マンチェスターC) |
11 ガブリエウ・マルティネッリ🇧🇷 | LWG、CF | 2001/6/18 | 180cm | ブラジル代表 | |
19 レアンドロ・トロサール🇧🇪 | LWG、CF、AMF | 1994/12/4 | 172cm | ベルギー代表 | NEW(前 ブライトン) |
14 エドワード・エンケティア🏴 | CF | 1997/4/3 | 175cm | イングランド | |
24 リース・ネルソン🏴 | CF | 1999/12/10 | 175cm | イングランド | 復帰(前 フェイエーノルト) |
アーセナル 選手の市場価値や年俸は?
- アーセナル推定総市場価値 9億7,600万ユーロ(約1,519億661万円)
- アーセナル総年間給与 1億1,030万ポンド(約222億5,800万円)
推定市場価値ランキング(2023年6月時点)
順位 | 選手(年齢) | 市場価値(日本円) |
---|---|---|
1 | ブカヨ・サカ(21) | 1億2,000万ユーロ(約186億7,000万円) |
2 | マルティン・ウーデゴール(24) | 9,000万ユーロ(約140億円) |
3 | ガブリエウ・マルティネッリ | 8,000万ユーロ(約124億4,000万円) |
4 | ガブリエル・ジェズス(26) | 7,500万ユーロ(約116億6,000万円) |
5 | ウィリアム・サリバ(22) | 6,500万ユーロ(約101億1,000万円) |
6 | ベン・ホワイト(25) | 5,500万ユーロ(約85億5,000万円) |
6 | ガブリエウ・マガリャンイス(25) | 5,500万ユーロ(約85億5,000万円) |
8 | オレクサンドル・ジンチェンコ(26) | 4,200万ユーロ(約65億3,000万円) |
9 | アーロン・ラムズデール(25) | 4,000万ユーロ(約62億2,000万円) |
10 | レアンドロ・トロサール(28) | 3,500万ユーロ(約54億4,000万円) |
10 | トーマス・パーティ(30) | 3,500万ユーロ(約54億4,000万円) |
10 | エミール・スミス・ロウ(22) | 3,500万ユーロ(約54億4,000万円) |
13 | ジョルジーニョ(31) | 2,500万ユーロ(約38億8,000万円) |
13 | キーラン・ティアニー(26) | 2,500万ユーロ(約38億8,000万円) |
13 | 冨安健洋(24) | 2,500万ユーロ(約38億8,000万円) |
13 | エドワード・エンケティア(23) | 2,500万ユーロ(約38億8,000万円) |
13 | ヤクブ・キビオル(23) | 2,500万ユーロ(約38億8,000万円) |
13 | ファビオ・ビエイラ(22) | 2,500万ユーロ(約38億8,000万円) |
19 | グラニト・ジャカ(30) | 2,000万ユーロ(約31億1,000万円) |
20 | リース・ネルソン(23) | 1,200万ユーロ(約18億6,700万円) |
21 | ロブ・ホールディング(27) | 800万ユーロ(約12億4,000万円) |
22 | マット・ターナー(28) | 800万ユーロ(約12億4,000万円) |
23 | モハメド・エルネニー(30) | 600万ユーロ(約9億3,300万円) |
アーセナルで市場価値が1番高いのは1億2,000万ユーロのブカヨ・サカとなっています。平均年齢が若いこともあり5,000万ユーロ以上の選手が多数在籍するなど全体的に価格の高い選手が揃っています。
日本代表の冨安は2,500万ユーロでアーセナルでは13番目の高さです。
推定年俸ランキング
順位 | 選手(年齢) | 週給(日本円) | 年俸(日本円) |
---|---|---|---|
1 | ガブリエル・ジェズス(26) | 26万5,000ポンド(約4,500万円) | 1,378万ポンド(約23億6,080万円) |
2 | トーマス・パーティ(29) | 20万ポンド(約3,400万円) | 1,040万ポンド(約17億8,200万円) |
3 | ガブリエル・マルティネッリ(21) | 18万ポンド(約3,000万円) | 936万ポンド(約16億円) |
4 | オレクサンドル・ジンチェンコ(26) | 15万ポンド(約2,500万円) | 780万ポンド(約13億3,600万円) |
5 | グラニト・ジャカ(30) | 12万ポンド(約2,000万円) | 624万ポンド(約10億6,900万円) |
5 | ベン・ホワイト(25) | 12万ポンド(約2,000万円) | 624万ポンド(約10億6,900万円) |
7 | マルティン・ウーデゴール(24) | 11万5,000ポンド(約1,900万) | 598万ポンド(約10億2,400万) |
8 | ジョルジーニョ(31) | 11万ポンド(約1,880万円) | 572万ポンド(約9億8,000万) |
8 | キーラン・ティアニー(25) | 11万ポンド(約1,880万円) | 572万ポンド(約9億8,000万) |
10 | エドワード・エンケティア(23) | 10万ポンド(約1,700万円) | 520万ポンド(約8億9,100万円) |
11 | レアンドロ・トロサール(28) | 9万ポンド(約1,500万) | 468万ポンド(約8億円) |
12 | ブカヨ・サカ(21) | 7万ポンド(約1,200万円) | 364万ポンド(約6億2,300万円) |
13 | アーロン・ラムズデール(24) | 6万ポンド(約1,000万) | 312万ポンド(約5億3,400万円) |
14 | ヤクブ・キビオル(23) | 5万8,000ポンド(約994万円) | 301万ポンド(約5億1,500万円) |
15 | 冨安健洋(24) | 5万5,000ポンド(約834万円) | 286万ポンド(約4億3,300万円) |
15 | モハメド・エルネニー(30) | 5万5,000ポンド(約834万円) | 286万ポンド(約4億3,300万円) |
17 | ガブリエウ・マガリャンイス(25) | 5万ポンド(約857万円) | 260万ポンド(約4億4,500万円) |
18 | ファビオ・ビエイラ(22) | 4万5,000ポンド(約771万円) | 234万ポンド(約4億円) |
19 | ウィリアム・サリバ(22) | 4万ポンド(約685万円) | 208万ポンド(約3億5,600万円) |
19 | ロブ・ホールディング(27) | 4万ポンド(約685万円) | 208万ポンド(約3億5,600万円) |
19 | エミール・スミス・ロウ(22) | 4万ポンド(約685万円) | 208万ポンド(約3億5,600万円) |
22 | マット・ターナー(28) | 3万5,000ポンド(約599万円) | 182万ポンド(約3億1,100万) |
23 | リース・ネルソン(23) | 1万5,000ポンド(約257万円) | 78万ポンド(約1億3,300万) |
年俸ランキングでは今季マンチェスター・シティより加入したジェズスが26万5,000ポンドで1位となっています。左ウイングで攻撃を牽引するマルティネッリは18万ポンドで3番目の高さですが、同じ年齢であるサカは7万ポンドと差があるため今後年俸額は上昇していきそうです。
注目選手の市場価値推移
ガブリエル・ジェズス
シーズン | 所属クラブ | 市場価値(日本円) |
---|---|---|
2019年6月 | マンチェスター・シティ🏴 | 7,000万ユーロ(106億1,700万円) |
2020年4月 | マンチェスター・シティ🏴 | 5,600万ユーロ(約84億2,400万円) |
2021年6月 | マンチェスター・シティ🏴 | 6,000万ユーロ(約90億2,662万円) |
2022年6月 | マンチェスター・シティ🏴 | 5,000万ユーロ(約75億8,300万円) |
2023年3月 | アーセナル🏴 | 7,500万ユーロ(約116億6,000万円) |
2023年6月 | アーセナル🏴 | 7,500万ユーロ(約116億6,000万円) |
今シーズンよりマンチェスター・シティより加入したジェズス。センターフォワードの選手ながら低い位置まで下がりゲームメイクできる選手です。あまり高さはないもののキープ力が高く前線で時間を作ることができ得点以外でもチームに貢献することができます。
シティ時代は思ったほどの活躍は見せることができず市場価値も下降気味でしたが、アーセナル加入後の活躍から少しずつ上昇し現在は7,500万ユーロの高さまで価値が戻っています。
ブカヨ・サカ
シーズン | 所属クラブ | 市場価値(日本円) |
---|---|---|
2019年9月 | アーセナル🏴 | 700万ユーロ(約10億6,100万円) |
2020年10月 | アーセナル🏴 | 4,000万ユーロ(約60億6,700万円) |
2021年5月 | アーセナル🏴 | 6,500万ユーロ(約97億7,000万円) |
2022年11月 | アーセナル🏴 | 9,000万ユーロ(約135億2,700万) |
2023年3月 | アーセナル🏴 | 1億1,000万ユーロ(約166億8,400万円) |
2023年6月 | アーセナル🏴 | 1億2,000万ユーロ(約186億7,000万円) |
22–23シーズンは14ゴール11アシストとアーセナルの攻撃を牽引したサカ。右サイドでの個人での打開力があり、ドリブル能力に長けています。21歳と年齢が若いこともありアーセナルの全選手の中で1番高い市場価値が付けられています。この金額はプレミアリーグの全選手の中でもハーランドに次ぐ2番目の市場価値になっており非常に高い評価を受けています。
ウィリアム・サリバ
シーズン | 所属クラブ | 市場価値(日本円) |
---|---|---|
2019年6月 | サンティティエンヌ🇫🇷 | 1,200万ユーロ(約18億円) |
2020年10月 | アーセナル🏴 | 2,250万ユーロ(約33億8,400万円) |
2021年6月 | ニース🇫🇷 | 1,800万ユーロ(約27億円) |
2022年5月 | マルセイユ🇫🇷 | 3,000万ユーロ(約45億5,000万円) |
2023年3月 | アーセナル🏴 | 5,500万ユーロ(約83億4,200万円) |
2023年6月 | アーセナル🏴 | 6,500万ユーロ(約101億1,000万円) |
今シーズンレンタルから復帰したサリバ。シーズン序盤よりセンターバックで起用され、レギュラーの座を獲得しています。フィジカルの強さはもちろんスピードも持ち合わせており簡単に裏を取られることはありません。現在怪我の影響で欠場が続いており、チームも停滞気味。プレミアリーグ優勝のためにもサリバの復帰が待たれます。
市場価値はアーセナルからレンタルされた際に少し価値が下がりましたが、マルセイユ時代から徐々に登り調子でアーセナルに復帰してからは急上昇しています。
冨安健洋 市場価値・年俸推移
冨安健洋 市場価値推移
シーズン | 所属クラブ | 市場価値(日本円) |
---|---|---|
2018年1月 | アビスパ福岡🇯🇵 | 3万5,000ユーロ(約600万円) |
2019年6月 | シント・トロイデン🇧🇪 | 900万ユーロ(約13億6,500万円) |
2020年8月 | ボローニャ🇮🇹 | 1,800万ユーロ(約30億8,500万) |
2021年6月 | ボローニャ🇮🇹 | 2,000万ユーロ(約30億3,300万円) |
2023年3月 | アーセナル🏴 | 2,500万ユーロ(約38億8,000万円) |
2023年6月 | アーセナル🏴 | 2,500万ユーロ(約38億8,000万円) |
日本代表の中心選手、冨安健洋。センターバックと左右のサイドバックもできるユーティリティな選手でアーセナルでも貴重な存在です。今シーズンはヨーロッパリーグでの怪我の影響で復帰は来季の予定となっています。
市場価値は少しずつ上昇しており、現在は2500万ユーロと鎌田に続いて日本選手で2番目の市場価値となっています。
冨安健洋 年俸推移
シーズン | 所属クラブ | 年俸(日本円) |
---|---|---|
18-19 | シント・トロイデン🇧🇪 | 9万ポンド(約1,500万円) |
19-20 | ボローニャ🇮🇹 | 67万ポンド(約1億1,400万円) |
20-21 | ボローニャ🇮🇹 | 67万ポンド(約1億1,400万円) |
21-22 | アーセナル🏴 | 286万ポンド(約4億3,300万円) |
22-23 | アーセナル🏴 | 286万ポンド(約4億3,300万円) |
年俸も市場価値と共に上昇しており現在は286万ポンドとシント・トロイデン時代よりも10倍以上の年俸額となっています。
まとめ
今回は悲願のプレミアリーグ優勝を目指すアーセナルについて市場価値や年俸について紹介しました。市場価値はブカヨ・サカが1億2,000万ユーロとかなり高い額でプレミアリーグでも2番目の高さとなっています。年俸では年齢が上のジェズスが1番高くなっており、市場価値が1番高いサカは7万ポンドと年俸は低めの設定です。
全体的に年齢が若いこともあり市場価値が高い選手が多い印象です。この若いチームがプレミアリーグで優勝できるのか最後まで目が離せません。