今季のプレミアリーグではマンチェスター・CやリバプールなどBIG6のクラブにも勝利しているブレントフォート。昨季より2部のチャンピオンシップからプレミアリーグに昇格し格上チームに勝利するなど強さをみせています。得点ランキングでも上位をキープするトニーを中心にさらなる躍進を目指します。
今回はそんなブレントフォートについてメンバーの一覧や市場価値・年俸についてランキング形式で紹介していきます。
ブレントフォード クラブ情報
創設年 | 1889年 |
ホームタウン | ブレントフォード |
ホームスタジアム | ジーテック・コミュニティ・スタジアム(17,250人収容) |
愛称 | bees (ハチ) |
会長 | クリフ・クラウン |
監督 | トーマス・フランク🇩🇰 |
ブレントフォードの特徴や戦術は?
ブレントフォードは長くチャンピオンシップに在籍し昨シーズンプレミアリーグ初挑戦となったクラブです。プレミア2年目とは思えない強さを見せ36節終了時で9位につけています。
戦術としてはカウンター戦術が得意なチームです。基本的なフォーメーションは4–3–3を採用していますが、格上の強豪クラブ相手には3–5–2のシステムで守備時に5バックで守備を固めることが特徴的です。
守備時にDF5枚とMF3枚のコンパクトなブロックを形成しシュートをブロックしやすい形になっています。この形で守りを固めボールを奪ったら素早く前線のトニーへと繋ぎ、トニーを起点に攻撃を展開していきます。トニーは少ないチャンスを決め切ることのできる決定力の高さを持ち合わせており、ブレントフォードのカウンター戦術においては欠かせない選手と言えます。
さらにこの形ではウイングバックの選手が守備では5バックの一角になりますが攻撃にも参加するためウイングバックの選手にはかなりの運動量が必要になります。守備を固めつつもウインバックの選手がどれだけ攻撃に参加できるのかもこの戦術のポイントになります。
所属選手一覧(22–23)
GK
No 選手名 | Pos. | 生年月日 | 身長 | 国籍・代表 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 ダビド・ラジャ🇪🇸 | GK | 1995/9/15 | 183cm | スペイン代表 | |
22 トマシュ・ストラコシャ🇦🇱 | GK | 1995/3/19 | 186cm | アルバニア代表 | NEW(前 ラツィオ) |
34 マシュー・コックス🏴 | GK | 2003/5/2 | 182cm | イングランドU–19代表 |
DF
No 選手名 | Pos. | 生年月日 | 身長 | 国籍・代表 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2 アーロン・ヒッキー🏴 | RSB、LSB、RMF、LMF | 2002/6/10 | 178cm | スコットランド代表 | NEW(前 ボローニャ) |
3 リコ・ヘンリー🏴 | LSB、LMF | 1997/7/8 | 170cm | イングランド | |
5 イーサン・ピノック🇯🇲 | CB | 1993/5/29 | 187cm | ジャマイカ代表 | |
13 ザンカ🇩🇰 | CB | 1990/4/23 | 191cm | デンマーク代表 | |
16 ベン・ミー🏴 | CB、LSB | 1989/9/21 | 180cm | イングランド | NEW(前 バーンリー) |
18 ボントゥス・ヤンソン🇸🇪 | CB | 1991/2/13 | 194cm | スウェーデン代表 | キャプテン |
20 クリストファー・アーエ🇳🇴 | CB、RSB、DMF | 1998/4/17 | 198cm | ノルウェー代表 | |
30 メス・ロエルスレフ・ラスムセン🇩🇰 | RSB、CB、RMF | 1999/6/24 | 184cm | デンマーク | |
33 フィン・スティーブンス🏴 | RSB | 2003/4/10 | 179cm | ウェールズU–21代表 |
MF
No 選手名 | Pos. | 生年月日 | 身長 | 国籍・代表 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
6 クリスティアン・ノアゴー🇩🇰 | DMF、CMF | 1994/3/10 | 187cm | デンマーク代表 | |
8 マティアス・イェンセン🇩🇰 | CMF、DMF | 1996/1/1 | 180cm | デンマーク代表 | |
10 ジョシュ・ダシルバ🏴 | CMF、DMF | 1998/10/23 | 184cm | イングランド | |
14 サマン・ゴドス🇮🇷 | CMF、LWG | 1993/9/6 | 176cm | イラン代表 | |
15 フランク・オニェカ🇳🇬 | DMF、CMF | 1998/1/1 | 183cm | ナイジェリア代表 | |
24 ミケル・ダムスゴー🇩🇰 | RWG、LWG、CMF | 2000/7/3 | 176cm | デンマーク代表 | NEW(前 サンプドリア) |
26 シャンドン・バプティステ🇬🇩 | CMF | 1998/4/8 | 175cm | グレナダ代表 | |
27 ヴィタリ・ヤネルト🇩🇪 | DMF、CMF | 1998/5/10 | 184cm | ドイツ |
FW
No 選手名 | Pos. | 生年月日 | 身長 | 国籍・代表 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
9 ケビン・シャーデ🇩🇪 | RWG | 2001/11/27 | 183cm | ドイツU–21代表 | レンタル(保有元 フライブルク) |
11 ヨアンヌ・ウィザ | LWG、RWG、CF | 1996/9/3 | 176cm | DRコンゴ代表 | |
17 アイバン・トニー🏴 | CF | 1996/3/16 | 179cm | イングランド | |
19 ブライアン・ムベウモ🇨🇲 | RWG、LWG、CF | 1999/8/7 | 171cm | カメルーン代表 | |
23 キーン・ルイス・ポッター🏴 | LWG | 2001/2/22 | 170cm | イングランドU–21代表 |
ブレントフォード 選手の市場価値・年俸一覧(2023年5月時点)
- ブレントフォード推定総市場価値 3億1,860万ユーロ(約472億9,100万円)
- ブレントフォード推定年間総給与 3,354万ポンド(約57億5,100万円)
推定市場価値ランキング
順位 | 選手(年齢) | 市場価値(日本円) |
---|---|---|
1 | アイバン・トニー(27) | 5,000万ユーロ(約74億2,600万円) |
2 | ブライアン・ムベウモ(23) | 2,800万ユーロ(約41億5,800万円) |
3 | ダビド・ラジャ(27) | 2,500万ユーロ(約37億1,300万円) |
4 | リコ・ヘンリー(25) | 2,200万ユーロ(約32億6,700万円) |
5 | ケビン・シャーデ(21) | 2,000万ユーロ(約29億7,000万円) |
6 | アーロン・ヒッキー(20) | 1,800万ユーロ(約26億7,300万円) |
7 | ヴィタリ・ヤネルト(25) | 1,600万ユーロ(約23億7,600万円) |
7 | クリストファー・アーエ(25) | 1,600万ユーロ(約23億7,600万円) |
9 | ヨアンヌ・ウィザ(26) | 1,500万ユーロ(約22億2,700万円) |
9 | ミケル・ダムスゴー(22) | 1,500万ユーロ(約22億2,700万円) |
9 | キーン・ルイス・ポッター(22) | 1,500万ユーロ(約22億2,700万円) |
12 | クリスティアン・ノアゴー(29) | 1,400万ユーロ(約20億7,900万円) |
12 | マティアス・イェンセン(27) | 1,400万ユーロ(約20億7,900万円) |
14 | イーサン・ピノック(29) | 1,200万ユーロ(約17億8,200万円) |
15 | ジョシュ・ダシルバ(24) | 900万ユーロ(約13億3,600万円) |
15 | フランク・オニェカ(25) | 900万ユーロ(約13億3,600万円)) |
17 | ボントゥス・ヤンソン(32) | 500万ユーロ(約7億4,200万円) |
18 | トマシュ・ストラコシャ(28) | 400万ユーロ(約5億9,400万円) |
19 | シャンドン・バプティステ(25) | 300万ユーロ(約4億4,500万円) |
20 | サマン・ゴドス(29) | 220万ユーロ(約3億2,600万円) |
21 | メス・ロエルスレフ・ラスムセン(23) | 220万ユーロ(約3億2,600万円) |
22 | ベン・ミー(23) | 180万ユーロ(約2億6,700万円) |
23 | ザンカ(33) | 150万ユーロ(約2億2,200万円) |
24 | マシュー・コックス(20) | 50万ユーロ(約7,400万円) |
25 | フィン・スティーブンス(20) | 40万ユーロ(約5,940万円) |
市場価値1位となったのは、プレミアリーグ得点ランキングでハーランド、ケインに続き3位につけるアイバン・トニーの5,000万ユーロとなりました。そして2位は2,800万ユーロのムベウモ、2,500万ユーロでラジャが続きます。1位のトニーが5,000万ユーロで突出していますが、プレミア挑戦2年目ということもあり全体的には市場価値が低めの設定になっています。
推定年俸ランキング
順位 | 選手(年齢) | 週給(日本円) | 年俸(日本円) |
---|---|---|---|
1 | ベン・ミー(23) | 5万5,000ポンド(約945万円) | 286万ポンド(約4億9,000万円) |
2 | マティアス・イェンセン(27) | 5万ポンド(約859万) | 260万ポンド(約4億4,600万円) |
3 | ブライアン・ムベウモ(23) | 4万5,000ポンド(約773万円) | 234万ポンド(約4億円) |
4 | クリストファー・アーエ(25) | 3万5,000ポンド(約600万円) | 182万ポンド(約3億円) |
4 | クリスティアン・ノアゴー(29) | 3万5,000ポンド(約600万円) | 182万ポンド(約3億円)) |
4 | キーン・ルイス・ポッター(22) | 3万5,000ポンド(約600万円) | 182万ポンド(約3億円)) |
4 | リコ・ヘンリー(25) | 3万5,000ポンド(約600万円) | 182万ポンド(約3億円)) |
8 | アーロン・ヒッキー(20) | 3万ポンド(約515万) | 156万ポンド(約2億6,800万円) |
8 | ミケル・ダムスゴー(22) | 3万ポンド(約515万) | 156万ポンド(約2億6,800万円) |
8 | ヴィタリ・ヤネルト(25) | 3万ポンド(約515万) | 156万ポンド(約2億6,800万円) |
11 | フランク・オニェカ(25) | 2万5,000ポンド(約430万円) | 130万ポンド(約2億2,300万円) |
11 | ヨアンヌ・ウィザ(26) | 2万5,000ポンド(約430万円) | 130万ポンド(約2億2,300万円) |
11 | ボントゥス・ヤンソン(32) | 2万5,000ポンド(約430万円) | 130万ポンド(約2億2,300万円) |
11 | ダビド・ラジャ(27) | 2万5,000ポンド(約430万円) | 130万ポンド(約2億2,300万円) |
11 | トマシュ・ストラコシャ(28) | 2万5,000ポンド(約430万円) | 130万ポンド(約2億2,300万円) |
11 | ザンカ(33) | 2万5,000ポンド(約430万円) | 130万ポンド(約2億2,300万円) |
17 | アイバン・トニー(27) | 2万ポンド(約343万円) | 104万ポンド(約1億7,800万円) |
17 | メス・ロエルスレフ・ラスムセン(23) | 2万ポンド(約343万円) | 104万ポンド(約1億7,800万円) |
17 | ジョシュ・ダシルバ(24) | 2万ポンド(約343万円) | 104万ポンド(約1億7,800万円) |
20 | シャンドン・バプティステ(25) | 1万5,000ポンド(約257万円) | 78万ポンド(約1億3,408万) |
20 | サマン・ゴドス(29) | 1万5,000ポンド(約257万) | 78万ポンド(約1億3,408万) |
20 | イーサン・ピノック(29) | 1万5,000ポンド(約257万) | 78万ポンド(約1億3,408万) |
23 | ケビン・シャーデ(21) | 1万ポンド(約171万円) | 52万ポンド(約8,900万円) |
24 | フィン・スティーブンス(20) | 5,000ポンド(約85万円) | 26万ポンド(約4,400万円) |
年俸ランキング1位となったのはベン・ミーで286万ポンド。また市場価値ランキングで1位のアイバン・トニーの年俸は104万ポンドとリーグ戦での活躍からするとかなり安く設定されており市場価値ともギャップがあります。
やはりブレントフォードの中で年俸上位の選手でもビッククラブの選手と比べると年俸は低く合計で約57億5,100万円とそれほど高くありません。
注目選手の市場価値推移
アイバン・トニー
シーズン | 所属クラブ | 市場価値(日本円) |
---|---|---|
2020年10月 | ブレントフォード🏴 | 450万ユーロ(約6億7,300万円) |
2021年6月 | ブレントフォード🏴 | 2,800万ユーロ(約41億8,800万円) |
2022年6月 | ブレントフォード🏴 | 3,500万ユーロ(約52億3,500万円) |
2023年3月 | ブレントフォード🏴 | 5,000万ユーロ(約74億2,600万円) |
シティ戦では2ゴールの活躍を見せプレミア得点ランキングでも3位につけるエースストライカー、トニー。179cmと上背はないものの空中戦に強くセットプレーからの得点も狙うことができます。
市場価値は2020年にブレントフォードに加入して以来年々上昇中。現在は自身最高の5,000万ユーロとなっています。しかし2017年2月25日から2021年1月23日に発生した賭博規則違反により8ヶ月の活動禁止処分となってしまいました。この活動停止によって市場価値にも影響してくるかもしれません。
マティアス・イェンセン
シーズン | 所属クラブ | 市場価値(日本円) |
---|---|---|
2019年6月 | セルタ🇪🇸 | 250万ユーロ(約3億7,300万円) |
2020年10月 | ブレントフォード🏴 | 320万ユーロ(約4億7,800万円) |
2021年5月 | ブレントフォード🏴 | 800万ユーロ(約11億9,500万円) |
2022年6月 | ブレントフォード🏴 | 1,000万ユーロ(約14億9,400万円) |
2023年3月 | ブレントフォード🏴 | 1,400万ユーロ(約20億7,900万円) |
イェンセンは中盤の位置で舵取り役のできる選手で、パス精度がかなり高くゲームメイクができます。昨季中心となっていたデンマーク代表での同僚のエリクセンの代わりとなるような活躍が期待されます。
市場価値は2021年頃から急上昇。年齢が27歳ということもあり現在の価値がピークとなるのかそれともさらに伸びるのか注目です。
リコ・ヘンリー
シーズン | 所属クラブ | 市場価値(日本円) |
---|---|---|
2019年6月 | ブレントフォード🏴 | 100万ユーロ(約1億4,900万円) |
2020年10月 | ブレントフォード🏴 | 300万ユーロ(約4億4,500万円) |
2021年6月 | ブレントフォード🏴 | 700万ユーロ(約10億4,600万円) |
2022年6月 | ブレントフォード🏴 | 2,000万ユーロ(約29億7,000万円) |
2023年3月 | ブレントフォード🏴 | 2,200万ユーロ(約32億6,700万円) |
左サイドでスタミナを活かした上下移動が得意なヘンリー。スピードも持ち合わせており攻撃でもドリブルで違いを見せることができカウンターの起点となります。シティ戦ではヘンリーのドリブルから勝ち越しゴールが生まれました。
市場価値は2019年の価値と比べると現在は20倍以上の価値に。クラブでも重要な選手でさらに価値が上昇することも考えられます。
まとめ
今回はマンチェスター・Cやリバプールなど強豪クラブするなどジャイアントキリングを起こしているブレントフォードについて選手の市場価値や年俸について紹介しました。市場価値はトニーが5,000万ユーロと高額ですが他の選手はそれほど高くなくさらに年俸についてはプレミアの他のクラブと比べても低い選手が多い印象です。それでも36節時点で9位と健闘しており市場価値や年俸以上の活躍を見せています。