サッカー日本代表としてカタールW杯でも活躍した守田英正。22–23シーズンよりポルトガルの強豪クラブスポルティングに移籍し、チャンピオンズリーグなどでも活躍を見せ日本代表選手として欠かせない選手となっています。今回はそんな日本代表の主力選手、守田英正についてプレースタイルはもちろん奥さんとの馴れ初めや、レオザフットボールとの関係など詳しく紹介していきます。
守田英正 プロフィール・経歴
プロフィール
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1995年5月10日(27歳) |
出身 | 大阪府高槻市 |
身長 | 177cm |
所属クラブ | スポルティング🇵🇹(背番号:5) |
ポジション | CMF、DMF |
利き足 | 右 |
配偶者 | 藤阪れいな |
経歴
ユース時代経歴
- 高槻清水FC
- 高槻市立第九中学校
- 金光大阪高等学校
- 流通経済大学
プロ入り後クラブ経歴
- 2018–2020 川崎フロンターレ🇯🇵
- 2021–2022 サンタクララ🇵🇹
- 2022– スポルティング🇵🇹
守田は学生時代高校を卒業後、強豪の流通経済大学に進学。元々ボランチのポジションが得意な守田ですが、大学2年から3年の時期にはサイドバックにコンバートされたそうです。守田自身得意ではないポジションながらも関東大学選抜にも選抜され、3年生最後のデンソーカップでは優勝し、大会MVPにも選ばれています。
大学4年時にはガンバ大阪など複数のクラブからのオファーを受けたそうですが、最終的には川崎フロンターレを選びました。川崎を選んだ理由は練習に参加した際に圧倒的に技術のある選手たちに衝撃を受け、あえて自分が厳しい状況になる環境を選んだとのことです。川崎では止める・蹴るの練習を徹底的に行っており、繰り返しの練習が守田の足元の上手さの原点と言えるのではないでしょうか。
プロ1年目から川崎のボランチとして試合に出場し、2020年にはJリーグベストイレブンにも選出されています。
2021年には川崎からポルトガル1部のサンタクララに移籍し自身初の海外挑戦となりました。サンタクララでも主力メンバーとして活躍し半年でトルコのフェネルバフチェからオファーが届きます。守田自身移籍に合意していましが、最終的には破断となっていしまいました。それでもポルトガルで着実に評価を上げていき2022年の夏に強豪クラブ、スポルティングに移籍が決定しました。
日本代表
日本代表としては、2018年9月に大島僚太と山口蛍の負傷により初めて代表に召集されました。この試合では森保監督の初陣で、後半37分に室屋成に代わって日本代表として初出場を果たしました。
その後2021年3月に2年ぶりに代表召集されてからは、コンスタントに試合に出場し、カタールW杯メンバーとしても活躍しました。
守田英正 プレースタイル
止める・蹴るの技術の高さ
守田の特徴と言えばやはりボールを止める・蹴るの基礎技術の高さでしょう。前述した通り、川崎フロンターレ時代には止める、蹴るの技術を徹底的に練習しています。川崎では全体練習の後に自主練をするのが恒例になっているそうでそこで技術を高めていったようです。
止める・蹴るの技術が高いことでスペースがない場所でも積極的にボールを受けることができ、ビルドアップではチームに大きく貢献できます。
対人のデフェンスに強い
大学時代や川崎在籍時にはサイドバックでの出場もあったため、ディフェンス能力が高いのも特徴的です。さらにフィジカル能力も高くドリブルで抜かれそうになっても体を当てて奪い切ることができます。試合状況などによってはファウル覚悟で相手を止めに行くなど、海外リーグでの経験から対人の守備に強くなった印象です。
視野の広さ
守田は試合中でも視野が広く常に首を振り周辺の状況を把握する能力に長けています。そのため、センターバックからのボールを受けに行くのがうまくそこからターンして攻撃の起点になります。さらに守田はただボールを受けるだけでなく相手に顔を向けず、ボールを受けることで相手に気づいていないと思わせ逆をつくことができます。周囲の状況を常に把握しているからこそできるプレーと言えます。
ピッチ上の監督になれる戦術理解
戦術理解度の高い守田はチームでも仲間に戦術的な指示を出すことができます。海外初挑戦となったサンタクララでもビルドアップの方法をチームメンバーに教えたそうで、その甲斐あってか守田が加入した20–21シーズンサンタクララはクラブ最高の6位でリーグ戦を終えました。
また日本代表でも守田がピッチ上の監督になった試合がありました。カタールW杯のグループリーグ第3節スペイン戦。この試合日本代表は前半から5バックで試合に臨みます。試合序盤スペインのインサイドハーフガビとペドリをマークしきれず自由にボールを受けさせてしまっていました。しかし、この状況で守田が指示を出し、センターバックの谷口と板倉をマークに付かせることでこの問題を修正しました。
サッカージャーナリストの小澤一郎さんの動画内で木崎伸也さんがスペイン戦の守田の戦術修正について言及しています。(5:20〜頃)
ずる賢さ
守田のプレースタイルを語る上で欠かせないのが単純な技術だけでなく、自身が書いた本のタイトルにもあるずる賢さという技術。守田は試合中様々な駆け引きを行うことで、相手を騙し優位に立つことを得意としています。具体的には試合序盤にあえてボールを大きくトラップし、相手に油断させたり、体の向きやステップで相手をかわしやっかいな選手と思わせるなど常に相手の逆をつくプレーを得意としています。
さらに詳しい技術については守田英正著書「ずる賢さ」という技術に記載されています。
守田英正 奥さんとの馴れ初めは?
守田英正は2019年にモデルの藤阪れいなと結婚したことが発表されました。2人はどのように出会って結婚に至ったのでしょうか。
藤阪れいな プロフィール
生年月日 | 1997年1月28日 |
出身地 | 大阪府 |
身長 | 170cm |
職業 | モデル |
資格 | アスリートフードマイスター |
藤阪れいなさんは170cmの高身長を生かしてモデル活動をしています。またアスリートフードマイスターの資格を持っており、食生活から守田英正を支えています。プロ2年目に怪我が増えた守田に藤阪さんの協力で食生活を見直し怪我も減ったそうです。
2人の馴れ初めは?
そんな2人が出会ったのは、川崎フロンターレに入団1年目に先輩に誘われ、藤阪さんも含めた4人で焼肉に行ったことが初めての出会いだったそうです。その後も友人関係が続き、藤阪さんが試合を見に行くなど親交を深め交際に至ったようです。しかし最初の食事会ではあまり印象は良くなかったようです。
守田英正 レオザフットボールとの関係は?
サッカー戦術分析の動画で人気のYouTuberレオザフットボール。守田は1度レオザフットボールの動画に出演していますが2人はどのような関係なのでしょうか。
レオザフットボールの動画内で対談
こちらのレオザフットボールの動画内で対談が実現しました。元々守田は学びたいという思いが強くあることからこの対談に繋がったようです。
2021年11月11日のベトナム戦で守田が左サイドの低い位置で張り過ぎてしまっていたのを、レオザが動画で指摘したところ、その動画を守田が見てその後修正したそうです。守田はどんな所からも知識を得たいという気持ちが強くこの動画内でもどこを改善したらいいのかアドバイスも求めています。
最終的にはお互いLINEの交換もしたようで、今後も2人の関係が続き良い相乗効果が生まれるといいですね。
参考書籍
今回は守田著書の書籍「ずる賢さ」という技術〜日本人に足りないメンタリティ〜を参考に記事を作成しました。この本の中では守田英正のこれまでのサッカー経験の中で培った「ずる賢さ」を活かして成長してきた過程が分かります。さらに、試合中の心境や移籍時の状況など詳しく書かれており守田英正のこれまでのサッカー人生を知ることのできる1冊になってます。
守田英正についてより深く知りたい方はぜひ手に取って見てはどうでしょうか。
まとめ
今回は日本代表の守田英正について紹介しました。守田英正は足元の技術やパス精度の高さが特徴的な選手ですが、それ以上に特徴的なのが相手の逆をつくプレーが得意でまさにずる賢さのある選手と言えます。またクラブや日本代表でも戦術的な修正などもでき、今後も日本代表で主力選手としての活躍が期待されます。
守田所属のスポルティングの試合はDAZNで視聴可能です。
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